12.ZAMZA
作詞:宮沢和史
作曲:宮沢和史
桃の花が一面 盆地を覆い尽くして
葬り去った屍が 墓の中から手招く
ああ ふるさと ふるさと
いつもの調子で母は 慌てた素振りで笑う
3分前の素顔の あなたにいつか会いたい
ああ ふるさと ふるさと
そう ふるさと ふるさと
無常の響きが気に障る
あの娘の名字が変わってる
俺の歯ぎしりで朝がくる
今際の際で悟るなら 来世も悟れない
畑を始めた父の 後ろ姿を見つめる
蛹のような背中に 二枚の羽根を見つけた
ああ ふるさと ふるさと
そう ふるさと ふるさと
世相のいびきが気に障る
遺伝子操作が行き詰まる
神の歯ぎしりで夜が更ける
母の腹で悟るのなら 現世じゃあ悟れない
今際の際で悟るなら 来世も望めない
無常の響きが気に障る
スケートリンクがつぶれてる
あの娘の名字も変わってる
三途の川で悟るなら 来世も悟れない
母の背中で悟るなら 来世じゃ望めない
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